SELの観点からみた映画鑑賞におけるセルフ・モニタリングとモデリングの分析

認知や情動(感情)、自我の発達の観点も踏まえて書いた学術論文です。

現代は、動画が溢れる時代です。大人はもちろんのこと、子育てや教育分野においても子どもの映像視聴について有意義な方法を知っておくことは重要です。

この論文では、教育、特にSEL(Social Emotional Learning 社会性と情動の学習)の観点で、子どもの頃から映画に触れることの意義にも触れています。

公開中の学術論文(査読付)

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武内三穂・向後千春(2026)SELの観点からみた映画鑑賞におけるセルフ・モニタリングとモデリングの分析.日本教育工学会論文誌,2026/04/06早期公開(論文ID: 49147)

映画鑑賞が自分を振り返る機会となった経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。また、私達は生まれてから周囲を観察し、模倣しながらさまざまなことを覚えていきます(モデリング)。そして、意識していないとしても、映像視聴がモデリングとなっていることもあります。よって、この研究では,映画鑑賞の際に生起が予測されるセルフ・モニタリングとモデリングに着目しました。

その上で、「自他の境界なく共鳴しようとする『情動性』と、できる限り相手と距離を置き冷静に観察しようとする『静観性』の観点から、どのような社会性と情動の学習ができるかを検討」しました。映画鑑賞経験のある社会人女性12名を対象にインタビューをし、定性分析をした結果,「映画鑑賞は自己理解と自己制御の基礎となるスキルを向上させる機会となり得,限定的ではあるものの,商業映画をSELの教材として利用できる可能性が示され」ました(武内・向後 2026,p.1)。

以上の学術研究によって、SEL教材として商業映画を活用できる範囲がより明確になったといえます。

武内三穂:researchmap

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