スクール代表の武内三穂です。こちらのページでは、私が行っている学術研究の中で「映画鑑賞態度」に関する論文をご紹介します。
公開中の学術論文(査読付)
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武内三穂・向後千春(2025)映画鑑賞における態度と人生満足度の関連性.教育メディア研究,31(2): 1-14
本研究では、映画鑑賞態度尺度(CVAS:Cinema-viewing Attitudes Scale)を作成しました。因子分析の結果、映画鑑賞態度尺度は【知的経験】と【娯楽】の2因子で構成されました。その他、映画鑑賞態度尺度と鑑賞頻度,ジャンルの好みとの相関分析においては,因子それぞれの特徴がみられました。
また,「あなたにとって,映画とは一言でいうと何ですか?」の問いに対する自由記述をテキストマイニングした結果,「人生」という言葉が1番多く使われており、ウェルビーイングとの関わりがうかがえる記述が複数みられました。加えて、商業映画を人生について学ぶ教材として観ようとする映画鑑賞態度がうかがえる記述も複数ありました。
武内三穂・向後千春(2025)商業映画の機能と価値—ユーザーが挙げた一番好きな作品と理由の分析—.人間科学研究,38(1) : 33-46
本研究は、ユーザーが特に好きな映画として選んだ作品と理由に焦点を当て、商業映画のどのような機能に価値を感じているかを調べた研究です。調査協力者が自由記述で答えた、1番好きな映画とその理由を分析した結果、以下の7つのカテゴリーが抽出されました。1つは、映画の価値を評価するための「作品の要素」、他の6つは、ユーザーの精神的な豊かさに関連する「心の栄養補給」「染みついた記憶」「繋がりを感じる存在」「気づきを得る機会」「最高の気分転換」「心のアクセル」というカテゴリーです。また、たとえば、セラピストや教育者が目的をもって選んだ作品を観るような状況ではなく、ユーザーが個人的な好みに基づいて選択した作品を観た場合でも、娯楽だけではなく、教育、セラピーの機能があることが示されました。
以上の学術研究からも、商業映画のSEL教材としての有用性を認識し、本スクールでは【映画でSEL】プログラムを推進しています。
武内三穂:researchmap


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